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スミーノ

チャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rapper)周辺のシカゴ勢とのコラボレーションでよく知られる、セントルイス出身・シカゴを拠点とする新進アーティスト。プロデューサーのマンティ・ブッカー(Monte Booker)、R&Bシンガーのレイヴン・レネー(Ravyn Lenae)らとZero Fatigueというクルーを組んでいる。スミーノというアーティスト名は、91年の映画『ニュー・ジャック・シティ』でウェズリー・スナイプスが演じた主役ニーノ・ブラウンにインスパイアされたものだという。

1991年、ミズーリ州セントルイス生まれ。本名はクリストファー・スミス・ジュニア(Christopher Smith, Jr.)。マディ・ウォーターズとの演奏経験がある祖父などミュージシャン一家に生まれた影響で、幼い頃よりジャズ、ブルース、ゴスペルなどを聞いて育ったほか、自身はカニエ・ウェスト(Kanye West)やダンジョン・ファミリー(Dungeon Family)からも影響を受けたという。7歳で父親からドラム・セットを買い与えられ、従兄の影響でラップを始めるまでは教会のバンドでドラムを担当していた。また彼は、ラッパーとして知られるが、昔はよくシスコの“Incomplete”を歌っていたそうで、姉から「あなたは歌えるんだから、歌を止めるな」と言われていたなどシンガーとしての面も持つ。

2010年にコロンビア・カレッジに進学するためにシカゴに移住。メディア・マネジメントを学んでいたという。しかし当時はうまく馴染めず、退学してセントルイスに戻り、同郷のバリ・アレン(Bari Allen)と共にラップ・デュオ=YDOC (Young Dumb and Out of Control)として活動。『Retail』というミックステープを発表後、クリス・スミス・ジュニア名義でソロ・ミックステープ『SMEEZY DOT COM』も発表している。その後、セントルイス、シカゴ、ミルウォーキーなどを行ったり来たりしていたが、チャンス・ザ・ラッパーが『Acid Rap』を発表するなどシカゴ・シーンの勢いに惹かれて2013年にシカゴに再び移住。従姉でもあるシカゴの女性R&Bシンガー、ドレア・スミス(Drea Smith)の繋がりで[Classick Studios]のオーナーであるクラシック(Chris “Classik” Inumerable)と知り合い、このスタジオを拠点に活動していくようになる。またクラシックはスミーノのマネージャーとなった。

シカゴに拠点を移した翌年の2014年には、[Classick Studios]で当時まだ10代の新進プロデューサーだったマンティ・ブッカーと知り合い、意気投合。Zero Fatigueを結成した。マンティ・ブッカーをメイン・プロデューサーに据え、2015年10月には初のEP『S!Ck S!Ck S!Ck』を、そして12月には早くもセカンドEP『blkjuptr』を発表し、特に2016年6月に商業リリースもされた『blkjuptr』は、アンドレ3000(Andre 3000)などダンジョン・ファミリーを感じさせる音楽性で注目を集める。この2016年には、ノーネーム(Noname)の『Telefone』、サバ(Saba)の『Bucker List Project』とチャンス周辺アーティストの話題作にも続けて参加した。またチャンス・ザ・ラッパーが『Coloring Book』用に制作したものの未収録に終わったとされる、ビッグ・ショーン(Big Sean)+チャンス+ジェレマイ(Jeremih)の“Living Single”にも関わっている。

そして2017年3月に、デビュー・アルバム『blkswn』を発表。マンティ・ブッカーを中心に、サンゴ(Sango)、フィーリクス(Phoelix)、ザ・マインド(theMIND)などが参加した同作は、BETの年間ベストで6位、Consequence of Soundで年間10位、Okayplayerで年間11位に選ばれるなど高い評価を受けている。