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Giggs

ギグス

アメリカのギャングスタ・ラップへの英国からの返答とも評される「ロード・ラップ」のMCとして知られる英ラッパー。2017年にはドレイク(Drake)『More Life』への参加も話題になった。本名はナサニエル・トンプソン(Nathaniel Thompson)。

1983年生まれ。いくつかのミックステープを発表後、自身のSN1 Recordsから2008年に『Walk In Da Park』でデビュー。アメリカのギャングスタ・ラップと似たような形で、グライムの描いてきたような暴力性やギャング・コミュニティのリアルをラップする「ロード・ラップ」に影響を与え、英国産ヒップホップの発展に貢献した作品として評価されている。また、この『Walk In Da Park』でのデビューにより、アメリカの〈BET Awards〉では最優秀ヒップホップ・アクト(UK)賞に輝くなど国外からも評価された。

この活躍により2009年にはXL Recordingsとの契約を獲得し、翌年にはティンチー・ストライダー(Tinchy Stryder)らによって立ち上げられたTakeover Entertainmentとのマネジメント契約を締結。2010年に2作目『Let Em Ave It』を発表し、B.o.Bが参加した“Don’t Go There”が初登場で全英シングル・チャート60位に登場し、自身初めての全英チャート入りを果たしたほか、“Look What The Cat Dragged In”は初登場53位となった。だが一方で、リリックの過激さから警察に目を付けられ、同年のツアーは警察の介入により中止に追い込まれてしまう。また2012年2月には車のトランクに複数の銃器が見つかり逮捕され、拘留された。運転手が銃器は自分のものだと自白し、ギグスは存在を知らなかったと主張したものの、警察側は具体的な証拠もなくギグスも把握していたとして半年に渡って拘留され続けた。しかし最終的には、全ての容疑に対し無罪判決が出たという。

これにより一時活動がストップしたが、2013年にはXLのディストリビューションという形で3作目『When Will It Stop』をリリース。全英アルバム・チャート初登場21位と、これまででもっとも高い順位で再始動を飾った。さらに2016年には4作目『Landlord』をリリースし、全英アルバム・チャート初登場2位と自己新記録を打ち立てたほか、NMEの2016年の年間ベスト選で27位となるなど評価された。また、ドネーオ(Donae’O)をフィーチャーした“Lock Doh”は全英シングル・チャートで52位と、こちらもまた自己最高位となった。

『Landlord』リリース時には、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)がリード・シングル“Whippin Excursion”のタイトルをツイートするなどトロント勢からも注目されていた様子だったが、2017年3月にはドレイクの『More Life』に“KMT”と“No Long Talk”の2曲でフィーチャーされ、世界的に脚光を浴びた。“KMT”は全英シングル・チャートで9位(全米48位)、“No Long Talk”は17位(全米40位)のヒットとなっている。