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The Steve McQueens

The Steve McQueens

ザ・スティーヴ・マクィーンズ

インコグニート(Incognito)の司令塔として知られるブルーイ(Jean-Paul “Bluey” Maunick)が見出したシンガポール発の気鋭ソウル~ジャズ・バンド。自分たちの音楽を「ネオ・ソウルに影響を受けたジャズ・バンド」、「ネオ・ヴィンテージ・ソウル・バンド」と形容している。SMQとも省略する。

芸術に関する高等教育を行っているラサール・カレッジ・オブ・アーツ出身の女性シンガー・ソングライター、ジニー・ブループ(Ginny Bloop)と、同校の講師で、シンガポールのベテラン・ミュージシャンだったジョシュア・ワン(Joshua Wan)が知り合ったのをきっかけに、2013年に結成。同年の〈Jakarta International Java Jazz Festival〉でRH・ファクターやホセ・ジェイムズなどのパフォーマンスを観て、これに触発されて自分たちも何かやらねばと思い、メンバーを集めて結成されたという。狭いコミュニティのため、ほとんどお互いに顔見知りだったが、ベテラン・サックス奏者のファビアン・リム(Fabian Lim)についてはジニーはザ・スティーヴ・マクィーンズ初のライブで初めて顔を合わせたとか。グループ名は、「キング・オブ・クール」の名優スティーヴ・マックイーンから。

結成当初はエリカ・バドゥ(Erykah Badu)やロバート・グラスパー(Robert Glasper)、セロニアス・モンク(Theronius Monk)の影響下にあったという。2013年9月に、ルーファス(Rufus)の“Tell Me Something Good”のカバーを含むEP『Einstein Moments』をリリースする。そして2014年、シンガポールのジャズ音楽フェスティバルである〈Singapore International Jazz Festival〉にインコグニートが出演した際、ブルーイがラサール・カレッジ・オブ・アーツに講師として呼ばれ、メンバーらが出席。その講義中にブルーイが何か受講者に演奏してほしいと言ったことからザ・スティーヴ・マクィーンズが“Walls”などオリジナル2曲を披露。これにブルーイが衝撃を受け、彼らをプロデュースしたいと申し出たという。

こうしてザ・スティーヴ・マクィーンズのメンバーは、シンガポール政府による国立芸術協議会などの支援も受けて、2014年8月にロンドンへと飛び、ブルーイのプロデュースの下、およそ2週間で『Seamonster』をレコーディング。この時、ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)に大きくインスピレーションを受けていたとか。そしてブルーイのレーベル Splash Blueより、2015年6月に世界デビュー作として『Seamonster』が発売された。レコーディング中には、世界的な音楽セレクターとしても知られるかのジャイルス・ピーターソン(Giles Peterson)もスタジオを訪れ、即座に気に入ったことからラフ音源を自身のラジオ番組でかけたいと申し出たとか。

2015年8月には〈Summer Sonic〉で初来日パフォーマンスを行った。またメルボルンやインドネシアのジャズ・フェスにも招待されたほか、インコグニートの前座という形で、数多くのスターがコンサートを行ってきたロンドンの[O2 Arena]でパフォーマンスし、シンガポールのバンドとして初めて[O2 Arena]で演奏したグループとなった。

なおジニーは、トリップホップ系バンドのライオット・イン・マジェンタ(Riot !n Magenta)のリード・ボーカルも務めている。