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Sir The Baptist

Sir The Baptist

サー・ザ・バプティスト

ゴスペルとヒップホップを軸に、ソウルやジャズ、ブルースなどを融合させた「チャーチ・パブ・ラップ」を標榜する新進ラッパー/シンガー/プロデューサー。チャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)ら率いるソーシャル・エクスペリメント(Social Experiment)が2015年に発表した話題作『SURF』への参加でも知られ、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)やジェイ・Z(JAY Z)もその才能を讃えている。

本名サー・ウィリアムズ・ジェイムス・ストークス(Sir William James Stokes)。バプテスト派の牧師の息子としてシカゴ南部ブロンズビル地区に生まれ、聖歌隊で歌い、教会でピアノを弾く中で自然と音楽を身に着けていき、若い頃からコマーシャルのジングルや映画のスコアを手がけていたという。コロンビア・カレッジ・シカゴに進学後、一度は音楽から離れ、シカゴの広告会社に勤めたが、デジタル・マーケティング部門でマクドナルドのサイト用のジュークボックス・サービスを作った際に数百万のダウンロードがあったのを見て「教会で学んだことをマネタイズすることができる」と気づいた彼は、会社を辞めて本格的に音楽の道へと進むようになった。

2015年にはシカゴの先輩ラッパーであるトゥイスタ(Twista)の早口ラップに、サー率いる聖歌隊チャーチピープル(ChurchPeople)の歌をフィーチャーしたソウルフルなゴスペル・ラップ“Creflo “Almighty” Dollar”や、同じくチャーチピープルとのアッパーな“Raise Hell”がじわじわと話題に。特に“Raise Hell”はSpotifyのバイラル・チャートで1位を獲得したほか、2016年の〈BET Hip-Hop Awards〉にもノミネートを受けるなど、彼の知名度を上げる代表曲となった。また、チャンス・ザ・ラッパーら率いるソーシャル・エクスペリメントが2015年に発表した話題作『SURF』に“Familiar”で参加。こうした活躍から2016年5月にはAtlantic Recordsとのメジャー契約を獲得しており、レーベルからは「現代のゲットー・ゴスペル・センセーション」と評された。さらに同年9月には、ジェイ・Zがキュレーターを務める大型音楽フェスティバル〈Made In America〉への出演をオファーされ、ジェイ・Zから直にファンだと伝えられたという。ジェイ・Z関連では、翌月に開催されたチャリティ・コンサート〈TIDAL X: 1015〉への出演もオファーされている。

Atlanticとの契約時に、当初は『PK: Preacher’s Kid』というタイトルのデビュー・アルバムをリリース予定とされていてたが、2017年5月になってようやくデビュー・アルバム『Saint Or Sinner』が発売。ブランディ(Brandy)、レイ・J(Ray J)の姉弟や、元デスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)のミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)、リアリティ番組『R&B Divas』への出演でも知られるキキ・ワイアット(Keke Wyatt)といった、ゴスペルをバックグラウンドに持つ実力派R&Bシンガーたちに加え、キラー・マイク(Killer Mike)から、人気ゴスペル・アーティストのドナルド・ローレンス(Donald Lawrence)まで幅広いゲストを迎えていることが話題になったが、大半をサー・ザ・バプティスト自身がプロデュースし、2016年のカニエ・ウェスト(Kanye West)『The Life Of Pablo』やチャンス・ザ・ラッパー『Coloring Book』のようにヒップホップとゴスペルが融合したサウンドも注目されている。