bmr

bmr>ARTIST db>Stefflon Don

ARTIST db

Stefflon Don

ステフロン・ドン

ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)らと比較される、英バーミンガム出身でロンドンを拠点とする新進女性ラッパー/シンガー。本名はステファニー・アレン(Stefanie Allen)。両親ともにジャマイカ系で、ダンスホールなどジャマイカ色の強いラップ/サウンドで知られる。MC名は、本名のステファニーと活動拠点であるロンドン、そしてニューヨーク・マフィアの五大ファミリーのひとつとして知られるガンビーノ家のボスとなったジョン・ガッティの別名「テフロン・ドン」を掛け合わせたもの。

1991年生まれ。バーミンガム出身だが、ステフが5歳の時に家族がオランダに引っ越し14歳までをロッテルダムで過ごす。そのためオランダ語も堪能。ロッテルダムでの生活は、大麻を嗜むなどイギリスと比べて自由を謳歌できたほか、移民の多い国でもあることからアメリカ英語のアクセントも身に付いたという。そのため14歳でふたたびイギリスに戻ってきた際、アウトサイダーになってしまったとか。

母親が聖歌隊で歌っていた影響もあり、幼少期はあまりラップに興味がなく、学校でデスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)を歌うなどシンガー志向だったそうで、9歳にして初めてのレコーディング・セッションを経験。ユニーク(Unique)というラッパーのために“Hard Knock Life”のフックを歌ったのが初めてのレコーディングになったとか。しかし10代後半になってリル・キム(Lil Kim)、ミッシー・エリオット(Missy Elliott)、フォクシー・ブラウン(Foxy Brown)といった女性ラッパーに夢中になり、また兄弟がラップをやっていた影響もあって、自身もラップを始めるようになった。18歳頃からは、ダンスホール・アーティストの「シングジェイ」のスタイルにヒントを得、「ラップもできるシンガーではなく、“歌えるラッパー”になりたい」とラップと歌を行き来するスタイルを目指していく。

2015年に、レッチ32の“6 Words”やセレクション・ボーイズの“Lock Arff”をカバーした音源で最初に注目を集め、2016年には、ジェレマイ(Jeremih)のミックステープ『Late Nights: Europe』収録の“London”にフィーチャーされたのを始め、エンジェル(Angel)やレッチ32らの楽曲にゲスト参加。また、自身のレーベル 54 Londonからデビュー曲“Real Ting”を発表。同曲ではDJキャレド(DJ Khaled)も登場し、「DJキャレドが私をベストだと言ってくれた」というラップの後にDJキャレドが「ステフに賛辞を!」とステフロン・ドンを讃えており、ミュージック・ビデオでもその動画がフィーチャーされていることも話題になった。この“Real Ting”を収録したミックステープ『Real Ting』を2016年末に発表、好評を博したこともあって、英BBC放送が注目の新人を取り上げる企画「Sounds of」の2017年版の候補にもなった。

こうした活躍により、彼女の54 Londonとの提携という形で、メジャー・レーベルのUniversal Musicとの契約を獲得。120万ポンド(およそ1.6億円)とも報じられたこの契約は、イギリスではPolydor Records、アメリカでは、ミーゴスやリル・ヤティらを抱え勢いを増すヒップホップ・レーベルのQuality Control / Motown Recordsとの契約となった。Quality Controlを支えるコーチ・K (Coach K)のマネジメントを受けるようになった。

そして2017年6月にメジャー・デビュー・シングル“Hurtin’ Me”を発表。フレンチ・モンタナ(French Montana)をゲストに迎えたダンスホール調のこの曲は、全英シングル総合チャートで最高7位を記録するヒットに。また翌年1月には、フレンチ・モンタナの代わりにショーン・ポール(Sean Paul)、ポップカーン(Popcaan)、シズラ(Sizzla)といったダンスホール・アーティストを迎えた別バージョンも発表された。

同年には、スケプタ(Skepta)をゲストに迎えた“Ding-A-Ling”を発表したほか、ジャックス・ジョーンズ(Jax Jones)の“Instruction”にゲスト参加。デミ・ロヴァートも参加した“Instruction”は全英シングル総合チャートで最高13位を記録した。また、MCフィオティ(MC Fioti)の“Bum Bum Tam Tam”のリミックス・バージョンにフューチャー(Future)らと共に参加したのに加え、チャーリー・XCX (Charli XCX)の“After The Afterparty”のリミックス・バージョン、リル・ヤティ(Lil Yachty)の『Teenage Emotion』収録の“Better”など、次々とゲスト参加のオファーが舞い込む。

2018年にはさらに、“Push Back”でのニーヨ(Ne-Yo)、“Calypso”でのルイス・フォンシ(Luis Fonsi)とのコラボレーションを始め、ホールジー(Halsey)の“Alone”のリミックス・バージョン、ショーン・ポールの『Mad Love The Prequel』、クローメオ(Chromeo)の『Head Over Heels』などにゲスト参加。また、ドレイク(Drake)の『Scorpion』にもノンクレジットながら“Peak”で参加している。

2018年8月に待望のデビュー・アルバム『SECURE』をリリース予定。