bmr

ARTIST db

NAO

NAO

ネイオゥ

NAO(ネイオゥ)は、SWVのココ(Coko)やリル・モー(Lil Mo)などを思わせる声質が特徴的な、イーストロンドン出身の女性R&Bシンガー/プロデューサー。ディスクロージャー(Disclosure)『Caracal』への参加や、〈MOBO Awards〉新人賞にノミネートされるなど2015年に特に注目を集めるようになり、2016年の〈Sound Of〉では3位に選出されるなど、活躍が期待されている新人歌手である。本名はニオ・ジェシカ・ジョシュア(Neo Jessica Joshua)。自身のレーベル名がLittle Tokyo Recordingsであるなど日本文化を意識している面もある。

1987年12月生まれ。ロンドンの名門校ギルドホール音楽演劇学校でジャズ・ボーカルを学んだ彼女は、女性アカペラ・グループのボックステッツ(The Boxettes)での活動と並行して、友人クワブス(Kwabs)など数々のアーティスト/作品でバックコーラスやゲスト・ボーカルを務めるようになる。その後、自身でソングライティグをするようになり、ジェイ・ポール(Jai Paul)の兄弟として知られるA.K.ポール(A.K. Paul)や、LOXEといった英アンダーグラウンドの才能と共にレコーディングし、2014年にEP『So Good』を自主リリース。A.K.ポールとの表題曲“So Good”をsoundcloudで公開した時点で様々なレーベルからオファーがあったものの、あえて自主レーベル Little Tokyo Recordingsを立ち上げてインディペンデントの道を進んだ。これが、英BBC Radio 1の看板DJであり、後にAppleに引き抜かれるゼイン・ロウ(Zane Lowe)に注目され、一躍注目を集めることに。翌年発表した、グレイズ(GRADES)制作のシングル“Bad Blood”もまたRadio 1の人気女性DJアニー・マック(Annie Mac)がヘビーローテーションするなど、英国内での注目度が高まっていく。

この2015年には、グレイズが大きく関わった2作目のEP『February 15』をリリースし、Pitchforkなど多くのメディアが取り上げたほか、ムラ・マサ(Mura Masa)“Firefly”やディスクロージャー『Caracal』への参加など活躍の幅を広げ、同年11月に授賞式が行われた、イギリスのブラック系音楽賞 MOBO Awardsの新人賞にノミネートを受ける。さらに翌年1月、BBCがこれからの活躍が期待される新人を選出する毎年恒例の〈Sound Of〉で3位に(“Firefly”などで組んだムラ・マサも5位に入賞した)。

2016年6月、待望のデビュー・アルバム『For All We Know』が発売。エレクトロニックなサウンドによるフューチャリスティックなR&Bスタイルと、ハイトーンが特徴的な歌声によってFKAツイッグス(FKA twigs)などと比較されることもあるが、80sポップ~90年代R&Bからの影響も強く感じさせる内容になっており、本人も「ノスタルジックなアルバム」だと表現している。なおアルバム・タイトルは、ナット・キング・コールやダナ・ワシントンを始め、ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイなどのカバーで有名なジャズ・スタンダード“For All We Know”が好きな曲だったことから名づけられたとか。