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Bryson Tiller

Bryson Tiller

ブライソン・ティラー

全米シングル総合チャートで最高13位/R&Bチャートで最高2位のヒットとなるなど“Don’t”で脚光を浴びた、ケンタッキー州ルイビル出身の新進オルタナティブR&Bシンガー。90年代R&Bを中心としたサンプリングを多用したメロウなサウンドとトラップ系のミニマルなプロダクション、歌とラップを行き来するボーカルによる中毒性の高い音楽性で注目を集める。

1993年生まれ。15歳の頃から歌とラップを始めたという。2011年に初のミックステープ『Killer Instinct Vol.1』を発表して本格的に音楽のキャリアをスタートさせたが、注目を集めたのは2014年にsoundcloud上で10月に発表した“Don’t”。途中でマライア・キャリー(Mariah Carey)の“Shake It Off”のフレーズを引用する同曲は、ドレイク(Drake)やザ・ウィークエンド(The Weeknd)以降のアンビエント~ダウンテンポな雰囲気と、90年代後半のティンバランド(Timbaland)によるスロウを思わせるようなベッドルームR&Bで、じわじわと話題を呼ぶ。ティンバランドも彼をバックアップし、“Don’t”発表直後にすぐにInstagramを通じて彼のことを紹介。また2015年になって、ドレイクがプロデュースしたスニーカー「Air Jordan 12 OVO」もプレゼントされるなどドレイクからも気に入られ、SNSで紹介されるなどのプッシュもあり、“Don’t”の再生回数は2500万回を突破する。

ドレイク率いるOVO Soundから契約オファーも受けたが、一方でドレイクの腹心ノア“40”シェビブ(Noah “40″ Shebib)からRCA Recordsと契約できる話があると紹介され、こんないい条件での契約はめったにないと後押しされたこともあって、OVOと契約せずにRCAを選んだ。2015年5月には、“Don’t”がRCAからのデビュー・シングルとして発売されるようになり、またティンバランドらが手がけた“Sorry Not Sorry”や、ドレイクの右腕ボーイ・ワンダ(Boi-1da)のプロダクションに所属するシック・センス(Syk Sense)の“Let ‘Em Know”など続く楽曲も話題を呼び、“Don’t”のミュージック・ビデオが公開された直後の8月末には、米BillboardによるTwitterで話題のアーティストをランキング表示する「Twitter Emerging Artists」チャートで1位を獲得するなど注目度が上昇。同年10月2日にデビュー・アルバム『T R A P S O U L』を発売したが、iTunes/Apple Musicでは9月28日に先行リリースされ、その先行リリース分だけでおよそ3万2000枚相当(実売およそ2万3000枚)を記録、R&Bアルバム・チャートで初登場2位(総合で11位)と好成績を残したほか、2015年のComplexの年間ベスト・アルバム・ランキングで43位に選ばれた。

また“Don’t”は、リル・ウェイン(Lil Wayne)を筆頭に人気アーティストもこぞってカバ―/リメイクを発表するなど取り上げるようになったことで人気がさらに過熱し、2016年1月には全米シングル総合チャートで13位、R&Bチャートで2位まで上昇するヒットに。中毒性の高い彼の音楽性は、アルバム・タイトルになぞらえて「トラップ・ソウル」と親しまれるようになるなどR&Bに新たな波を起こすアーティストとしてブライソン・ティラーは注目され、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)、リアーナ(Rihanna)、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)といったスターたちからも称賛される。その活躍から、2016年には地元ルイビルの市長から名誉賞を授与され、3月12日が「ブライソン・ティラーの日」に制定された。2017年2月に開催された第59回グラミー賞では、全米チャート最高26位/R&Bチャート最高8位まで上昇し、KP&エンヴィ(K.P. & Envyi)の“Swing My Way”をサンプリングした“Exchange”が最優秀R&Bソング部門の候補となっている。