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Kehlani

Kehlani

ケラーニ

2015年に発表したミックステープ『You Should Be Here』がグラミー候補にもなったことで知られる、オークランド出身、1995年生まれの新進女性R&Bシンガー。

ケラーニことケラーニ・パリッシュ(Kehlani Parrish)は、1995年4月生まれ。薬物依存の両親のもとに生まれ、1歳~2歳のときに父は亡くなり、母は警察から追われながらケラーニを出産したという。ブラック、ホワイト、ネイティブアメリカン、スペイン系の血を引いているとされ、母からはフィリピン系の血も入っていると聞かされたものの、事実かは不明だという。母はケラーニを自分の姉妹に預けた後に逮捕され、服役したため、ケラーニはおばのもとで、従弟妹の世話をしながらオークランド北部で育った。そうした複雑な環境で育ちながらも、生来、物事をポジティブに捉えていたという彼女は、学校で才能を開花。幼少期からジュリアード音楽院で学ぶなど真剣にダンスに打ち込み、怪我をした影響で、歌やアートへと目標を切り替えた。

14歳で、トニー・トニー・トニー(Tony! Toni! Toné!)のドウェイン・ウィギンス(D’Wayne Wiggins)がプロデュースしたポップライフ(PopLyfe)というティーン・バンドのボーカルに選ばれ、2011年にはオーディション番組『America’s Got Talent』に挑戦。4位に終わったものの、審査員からは、「君には確かに才能がある。だが君にバンドは必要ないだろう」との講評をもらった彼女は、マネジメントとの考え方の違いや契約問題によりバンドを脱退。その後、マネジメントから訴えられるかもという恐れから音楽活動からは離れていたが、『America’s Got Talent』でプレゼンターを務めていたニック・キャノン(Nick Cannon)から声をかけられ、ニック・キャノンが自身のレーベル NCredible Musicに契約したLAのヒップホップ・グループ、PWD/サイク・ワード・ドラギーズ(Psych Ward Druggies, Psychward Druggies)への加入のため、ロサンジェルスへ移住。しかし自分が書いたわけでもないリリックをラップする活動に納得できず、グループを辞めて地元へ戻ってしまう。貧しさゆえに盗みも働くなどして生計を立てていたが、Soundcloudに発表した楽曲をニックが聞き、改めて彼女にオファー。LAでの家を用意し、彼女の音楽制作をバックアップしたという。ケラーニが後にAtlantic Recordsから契約のオファーを受けた際は、Atlanticから後見人のニック・キャノンへ移籍金のような形で支払いがあったとされる。

ニック・キャノンのバックアップで、ニューヨークにレコーディングに向かったケラーニは、「音楽的ソウルメイト」となったジャハーン・スウィート(Jahaan Sweet)と出会い、ミックステープ『Cloud 19』を完成。2014年8月に無料で発表された『Cloud 19』は、Complexの年間ベスト・ランキングに選出されるなど高く評価を受けた。そして翌年には、チャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)やBJ・ザ・シカゴ・キッド(BJ the Chicago Kid)らも参加した『You Should Be Here』をリリース。米Billboard誌が「今年最初の素晴らしいR&Bアルバム」と讃えた同作リリース直後に、Atlantic Recordsとのメジャー契約が明らかになった。また翌年の第58回グラミー賞で最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム部門の候補になるなどさらに評価を集め、注目の新人として脚光を浴びている。

2017年1月に待望のデビュー・アルバム『SweetSexySavage』をリリースした。

オークランドでアートなどを学んだ学校が、多様なセクシャリティの生徒がいる環境だったこともあり、「ゲイか、ストレートか」といった考え方をしなくなり、自身も「ガールフレンドもボーイフレンドもいた」と同性との交際経験があることを明かしている。また全身にタトゥーがあることでも有名。16歳のときに拳にタトゥーを入れたのが最初で、今となっては自分でも数がわからないとしている。