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Andra Day

Andra Day

アンドラ・デイ

スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)に気に入られたことをきっかけにWarner Bros. Recordsとのメジャー契約を手にした女性シンガー。ビリー・ホリデイ、ニーナ・シモン、エタ・ジェイムス、ローリン・ヒルらに影響を受けたというジャジーでブルー、そしてソウルフルな歌声は、エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)らとも比較されるほか、「ビリー・ホリデイの霊に取り憑かれたリアーナ(Rihanna)」などとも評される。

1984年生まれ、サンディエゴ出身。元々は教会でワーシップ・ソングなどを歌っていたという。地元のパフォーミング・アート・スクールであるSan Diego School of Creative and Performing Artsに進学し、ジャズやミュージカルに多く触れ、2003年に卒業。その後R&Bやポップを歌い始めるが、若い頃に憧れたクラシックなジャスやソウルという自身の原点に立ち戻る。

そしてある時、地元にある店のオープン・イベントで歌っていたところ偶然スティーヴィー・ワンダーの妻カイ・ミラード・モリス(Kai Millard Morris 2012年に離婚)の目に留まり、彼女の音源を夫スティーヴィー・ワンダーに聞かせたところスティーヴィーが気に入り、スティーヴィーは彼女に、映画『ボディガード』サントラにも参加したことで知られるロック系プロデューサー/ギタリストのエイドリアン・ガーヴィッツ(Adrian Gurvitz)を紹介。ガーヴィッツらのレーベル Buskin Recordsのバックアップを受けて、YouTubeに様々なカバー動画をアップロード。これをきっかけにWarner Bros. Recordsと契約した。

2013年にはジギー・マーリー(Ziggy Marley)をゲストに迎えたレゲエ・ポップな“Coolin’ In The Street”をデビュー曲として発表。年末にはクリスマスEP『Merry Christmas』をリリースする一方で、ディアンジェロ(D’Angelo)やジョス・ストーン(Joss Stone)らのプロデュースで知られるラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)とスタジオに入り、40曲近くをレコーディングする。2014年にはサンダンス国際映画祭に出品されたニーナ・シモーン(Nina Simone)のドキュメンタリー『What Happened, Miss Simone?』(邦題『ニーナ・シモン〜魂の歌』)の上映関連イベントとして行われたトリビュート・ライブに呼ばれ、そこで披露した歌声を気に入られ、『ドゥ・ザ・ライト・シング』、『ジャングル・フィーバー』、『マルコムX』などで知られる映画監督のスパイク・リーが彼女のビデオを撮影したいと志願。2015年5月にリリースされた正式なデビュー・シングル“Forever Mine”のミュージック・ビデオをスパイク・リーが撮影したことは大きな話題となった。

同年7月には、ニーナ・シモーンのトリビュート盤『Nina Revisited: A Tribute to Nina Simone』に“Mississippi Goddam”のカバーを提供(デラックス盤のみ)し、翌月にデビュー・アルバム『Cheers To The Fall』を発売。ラファエル・サディークが半数近い6曲をプロデュースしたほか、ザ・ルーツ(The Roots)のクエストラブ(Questlove)やジェイムス・ポイザー(James Poyser)から、DJジャジー・ジェフ(DJ Jazzy Jeff)、ダップ・キングス(The Dap Kings)といった錚々たる面々が演奏で参加。ソウル、ジャズ、ロックなどが織り交ざり、レトロでヴィンテージな質感ながらモダンにアップデートされた音楽を聞かせている。同作は、2016年2月の第58回グラミー賞で最優秀R&Bアルバム部門の候補にもなった(収録曲“Rise Up”も最優秀R&Bパフォーマンス部門にノミネートを受け、2部門の候補に)。

『Cheers To The Fall』発売の8月から9月にかけてはレニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)のツアーの前座を務め、10月にはホワイトハウスで“Rise Up”を披露。翌月には、アリシア・キーズやブルース・スプリングスティーンらも出演した特別番組『Shining A Light: A Concert For Progress On Race In America』にも出演した。さらに2015年末には、スティーヴィー・ワンダーの“Someday At Christmas”を本人とデュエットしたAppleのCMが大きな反響を呼び、またCNNが人道的な活動をしている人たちを讃える特別番組『CNN Heroes』に出演して歌を披露。そして年が明けて2016年2月の第58回グラミー賞授賞式では、授賞こそ叶わなかったものの、共演相手のエリー・ゴールディング(Ellie Goulding)を食う、堂々としたライブ・パフォーマンスが大きな話題に。そののブルージーでエモーショナルな歌声がますます注目を集めている。グラミー賞後の2月24日には、ボーナストラックを収録した『Cheers To The Fall』の日本盤も発売された。